箱根旅行の定番といえば、心と体を癒す「温泉」。しかし、夏の箱根・強羅には、その温泉旅をさらに特別なものにする最高の組み合わせが存在します。それは、夜空を焦がす夏の風物詩「大文字焼き」の鑑賞と、魂を揺さぶる「絶品焼鳥」です。
先日、この最高の贅沢を体験できる場所として私が再発見したのが「やきとり家 だいご匠」。大文字焼きの荘厳な光景を心に焼き付けた後、その感動の余韻に浸りながら味わう炭火焼き鳥と地酒は、まさに格別の一言。
今回は、「温泉→大文字焼き→焼鳥」という、箱根強羅の夏の夜を120%満喫するための、新しい楽しみ方をご提案します。
まずは知っておきたい!箱根強羅「大文字焼き」の基本と鑑賞スポット
この特別な夜を最大限に楽しむために、まずは「大文字焼き」の基本情報と、おすすめの鑑賞スポットを押さえておきましょう。
箱根の夏を彩る伝統行事「大文字焼き」
箱根強羅の「大文字焼き」は、毎年8月16日の夜に行われるお盆の送り火です。明星ヶ岳の山肌に、雄大な「大」の字が燃え上がり、夏の夜空を幻想的に照らし出します。
- 開催日: 毎年8月16日
- 点火時間: 19:30頃〜(約30分間)
この時間に合わせて、多くの人が強羅エリアに集まり、歴史ある光の祭典を見守ります。
どこで見る?おすすめ鑑賞スポット
大文字焼きは強羅の広い範囲から見ることができますが、特に人気のスポットは以下の通りです。
- 強羅公園: 開けた場所からゆっくりと鑑賞できる定番スポット。早めに訪れて場所を確保するのがおすすめです。
- 早雲山駅周辺: ケーブルカーとロープウェイの乗り換え駅。高台になっているため、美しい「大」の字を眺めることができます。
- 高台に位置する旅館: 宿泊者限定の特権ですが、一部の旅館の客室や露天風呂からは、プライベートな空間で大文字焼きを鑑賞できることも。予約時に確認してみる価値はあります。
大文字焼きの夜を彩る。鑑賞後に訪れたい「やきとり家 だいご匠」の魅力
大文字焼きの荘厳な光景を目に焼き付けた後、その興奮冷めやらぬまま訪れたいのが、強羅が誇る本格炭火焼き鳥の名店「やきとり家 だいご匠」です。
最高のロケーションで味わう、感動の余韻
「やきとり家 だいご匠」は、強羅の喧騒から少し離れた落ち着いた場所にあります。大文字焼きの感動を胸に、仲間や大切な人と語り合いながら、ゆっくりと食事を楽しむのにこれ以上の場所はありません。香ばしい炭の香りと、洗練された和の空間が、特別な夜をさらに盛り上げてくれます。
職人技が光る、珠玉の焼き鳥
この店の主役は、なんといっても備長炭で一本一本丁寧に焼き上げられる焼き鳥。強火の遠火で一気に焼き上げることで、外はカリッと香ばしく、中は驚くほどジューシーに仕上がります。
- 名物つくね: 軟骨の食感がアクセントになった、ふっくらジューシーな看板メニュー。
- はつ: 新鮮さが際立つ、プリプリとした弾ける食感がたまらない逸品。
- かわ: パリパリの食感と、噛むほどに広がる脂の甘みが絶妙です。
その他、どの串を頼んでも、素材の良さと職人の丁寧な仕事ぶりに感嘆すること間違いなしです。
神奈川の地酒とのマリアージュ
「だいご匠」では、焼き鳥の味を最大限に引き立てる、神奈川の地酒をはじめとした銘酒も豊富に取り揃えられています。キリっとした辛口の日本酒と塩で焼いた串の組み合わせ、芳醇な旨口の酒と秘伝のタレの組み合わせなど、自分だけの最高のマリアージュを探すのも楽しみの一つです。
温泉と美食で仕上げる、完璧な一日
大文字焼きの夜を最高のコンディションで迎えるための、おすすめの過ごし方をご紹介します。
鑑賞前は温泉でリフレッシュ
当日は、早めに強羅に到着し、まずは温泉で旅の疲れを癒しましょう。日帰り温泉施設を利用したり、宿泊する旅館の温泉にゆっくり浸かったりして心身ともにリラックス。夕暮れ時の美しい箱根の山々を眺めながら湯に浸かれば、これから始まる特別な夜への期待感が一層高まります。
焼き鳥以外の選択肢も
もし、その日の気分が焼き鳥ではない場合でも、強羅には魅力的な飲食店があります。強羅を代表する名店「田むら銀かつ亭」で名物の「豆腐かつ煮」を味わうのも良い選択です。旅のプランに合わせて、最高のディナーを選びましょう。
夏の箱根・強羅が贈る、温泉、大文字焼き、そして絶品焼鳥の黄金リレー。この日、この場所でしか味わえない感動が待っています。「やきとり家 だいご匠」でのひとときは、あなたの箱根旅行を忘れられない、最高の思い出へと昇華させてくれるはずです。

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