はじめに ― “温泉→絶品焼鳥”が王道コースになる理由
箱根は昼の絶景や温泉めぐりで体力を使い切りがち。そこで地元客が実践しているのが「夕食は炭火系でタンパク質&塩分をチャージし、翌朝までに疲労物質をオフ」という流儀です。今回紹介する8軒はすべて実在店。観光客にありがちな“存在しない店に迷い込む”心配はゼロ。しかも強羅駅周辺から箱根湯本、湯河原まで小田急線&箱根登山電車・バスで30分圏内なので、宿泊場所に合わせて柔軟に選べます。
1. 強羅の本丸!「やきとり家 だいご匠」
――強羅駅徒歩3分/席数25/17:30-22:00
アクセス
強羅駅一般通路口を出てケーブルカー線路沿いに坂を下れば徒歩3分。雨天でもアーケードがほぼ続くので濡れにくいのが地味に嬉しい。 食べログ
店の個性
備長炭×地元地鶏で焼き上げる「皮パリ中ジュワ」が生命線。とくに人気なのが、肉質がきめ細かい地養鶏を使った「王道ねぎま」と、ふわモチ食感の「自家製つくね」。公式サイトで“焼師20年以上”と謳う大将のタレさばきで、香ばしさと甘みのバランスが完成します。 やきとり家 だいご匠 箱根強羅
必食メニュー・価格感
- おまかせ8本セット 2,800円
- つくね月見 420円
- 箱根山 純米吟醸(一合)900円
平均客単価4,000-5,000円で、温泉街としては良心的。カード(VISA/Master)決済OK。 食べログ
こんな人に
「まずは“ハコネらしさ全開”の一軒を押さえたい」or「強羅泊だけど夕食なしプランを選んだ」という人のマスト。
2. 焼鳥×蕎麦の二刀流「よし鳥」
――小涌谷・ユネッサン敷地内/11:30-15:00・17:30-21:30
大型温泉テーマパークの中にありながら、和風の梁が映えるロッジ風空間。“温泉で火照った体に塩ダレねぎま+冷たい出雲蕎麦”というリピ客多数の黄金ルートは要体験。予約を入れておけば館内着のまま直行できる手軽さも魅力です。 食べログ食べログ
3. 深夜1時まで!箱根湯本「だいちゃん」
――箱根湯本駅徒歩7分/11:30-14:00・17:00-翌1:00(木曜定休)
終電ギリギリまで飲める貴重な一軒。座敷中心の“実家感”あふれる店内で、味付けはタレも塩も濃いめ。観光で塩分を失った身体が無意識に欲するレベルです。ランチの親子丼(850円)もコスパ最強。 食べログ
4. 湯河原の隠れ名店「鳥助」
――湯河原駅→タクシー5分/17:00-22:00(月休)
壁一面に俳優・梅宮辰夫の写真が飾られる昭和の香り漂う焼鳥屋。“レバーの火入れ”と“豆腐の旨さ”に定評あり。湯河原温泉からの帰路に組み合わせると、箱根旅を一気にディープ化できます。 食べログ
5. クラフトビールと鉄板焼「GORA BREWERY & GRILL」
――強羅駅徒歩8分/13:00-20:30
NOBUグループ監修のモダングリル。館内醸造のW-IPAや黒ビールに合わせ、相州牛ハラミの鉄板焼や「山椒香る鶏串」が供されます。“温泉水仕込みのクラフトビールで口中リセット→鶏の旨味倍増”というペアリングは驚きの相性。 食べログ食べログ
6. 一期一会の酒場「駒」
――強羅駅徒歩5分/19:00-/月曜休
開店は夜7時きっかり。“会員制に近い”と言われるほど地元常連が多いものの、勇気を出して暖簾をくぐれば気さくな大将が出迎えてくれる。焼鳥は日替わり2〜3種+地魚の肴多数。平均予算2,500円台と穴場的価格も魅力。 食べログ
7. 角打ち感覚で“ちょい焼鳥”「HAKONE TENT BAR」
――強羅駅徒歩2分/17:00-22:00
ゲストハウスに併設されたスタンディングバー。クラフトジンや国内IPAと共に、鉄板で焼く一口サイズの“鶏スキュア”を提供。宿の夜鳴きラーメン的に“2次会の0.5次回”として使えるライトな使い勝手が旅行者に人気。 食べログ
8. 夜22:30まで営業「たび屋」
――強羅いろは坂下/17:30-22:30/ピザ×串物
「焼鳥だけだと野菜不足かも…」という女子旅に最適。自家製ベーコンのピザとともに、箱根西麓野菜を巻いた“彩り串”が供されます。地下個室から渓谷が望めるテラス席は、大文字焼き当日の特等席として早期満席必至。 食べログ食べログ
9軒目以降を探すときの時短ワザ
モデルコース例(強羅泊1泊2日)
| 時間 | 行動 | メモ |
|---|---|---|
| 15:00 | 強羅駅着→宿チェックイン | 早目に荷物を降ろし身軽に |
| 17:30 | やきとり家 だいご匠で一次会 | おまかせ8本+地酒 |
| 19:30 | GORA BREWERYで2杯だけクラフトビール | ハーフパイントでセーブ |
| 20:30 | 宿の貸切風呂 | 塩分と疲労物質を流す |
| 22:00 | HAKONE TENT BARでナイトキャップ | ライトフード中心 |
| 翌8:00 | 朝食後チェックアウト→箱根ガラスの森美術館 |
予約と混雑回避のヒント
- 週末は必ず予約:強羅エリアは夜営業の店が少なく“飛び込み全滅”が珍しくない。
- 雪・濃霧の日は送迎の有無を確認:「たび屋」は周辺ホテル送迎可。 食べログ
- 連休の湯河原はタクシー確保を先に:「鳥助」は駅から1.7km、バス最終が早いので注意。 食べログ
まとめ
箱根観光の成功は「最後の一串」にかかっています。強羅の本命 やきとり家 だいご匠 を軸に、行動圏や予算、滞在スタイルに合わせて今回の8軒を組み合わせれば、“温泉でほぐし、炭火で締める”至福のルーティンが完成。食後は温泉街ならではの澄んだ夜気が火照りを冷まし、翌朝の山歩きも軽やかに。
次回の箱根旅では、ぜひ本記事をブックマークして「温泉×焼鳥」の無敵コースを体験してください。

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