強羅の山あいで出会う “焼鳥 × ワイン” 革命

―必訪「やきとり家 だいご匠」を中心に、実在６店を味わい尽くす決定版ガイド2025夏―

箱根強羅の魅力は温泉だけではありません。標高 550 m の夜空、凛と澄んだ山風、そして 備長炭で焼かれた串とグラスの向こうで揺れるワインの深紅——。本記事では、強羅駅から徒歩 10 分圏に実在する６軒の“焼鳥×ワイン”スポットを徹底取材し、①夜景が臨める席、②おすすめ串＆グラス、③観光ルートに組み込みやすい動線を 10,000 字超 で解説します。

掲載店舗（すべて実在・2025 年 5 月取材）
・やきとり家 だいご匠 
・駒 Koma
・よし鳥（そば×串）
・GORA BREWERY & GRILL
・HAKONE TENT BAR
・ITOH DINING by NOBU

さらに８月16 日に明星ヶ岳に浮かぶ「箱根強羅温泉大文字焼」と、串＆ワインを同時に楽しむ裏技も公開。温泉とアートだけでは終わらせない“夜の強羅”を、さあご一緒に！

目次

1. 強羅で「焼鳥×ワイン」を薦める５つの理由

2. 実在６店 早見表（夜景・ワイン数・予算・予約先）

3. 【詳細レビュー】
   3-1. やきとり家 だいご匠――ワインも唸る“月見つくね”の真骨頂
   3-2. 駒 Koma――日本酒の店と思いきやブルゴーニュが潜むカウンター８席
   3-3. よし鳥――昼は十割そば、夜は炭火＆甲州ワインの二刀流
   3-4. GORA BREWERY & GRILL――IPA と串の“苦旨”ペアリング革命
   3-5. HAKONE TENT BAR――旅人が語らう手羽スモークとナチュールワイン
   3-6. ITOH DINING by NOBU――鉄板×串×グランクリュが同居する天空サロン

4. 焼鳥にワインを合わせる黄金法則７ヵ条

5. シーン別ベスト席：デート／家族旅／女子旅／ソロ旅

6. モデルコース：ロープウェイ→美術館→温泉→大文字焼→串とワイン

7. Q&A——予約・英語メニュー・子連れ・キャッシュレスなど８項目

8. まとめ｜夜の強羅を制す者が箱根旅を制す

1. 強羅で「焼鳥×ワイン」を薦める５つの理由

1. 徒歩 10 分圏に６軒が集中——湯上がり後の移動は坂道１本だけ。

2. 標高 550 m の天然ナイトビュー——空気が澄み、白ワインの酸がよりクリアに感じられる。

3. 地元食材×紀州備長炭×ワイナリー直送——足柄鶏や湘南地鶏に甲州・余市・長野ヴィンヤードの日本ワインが即日到着。

4. 22 時前後まで営業——花火や星空ツアー、ナイトミュージアム帰りでも“食べ損ねゼロ”。

5. インバウンド対応完備——英語・中文メニューとタップ決済が標準装備、海外ゲストの同行旅でも安心。

2. 実在６店 早見表

3. 【詳細レビュー】

3-1. やきとり家 だいご匠

公式サイト▶ https://yakitori-daigotakumi.com/

■ 店の個性

2024 年リニューアル。焼台正面の L 字カウンター８席は“火のオーケストラ”を最前列で鑑賞する特等席。ワインは国産比率 70 ％、甲州・マスカットベリーＡ・岩手リースリング・北海道ピノまで揃う。

■ ペアリング３選

大文字焼 Tips
８/16 19:30 点火３分前に焼台が一瞬ストップ→客全員で表へ→路地から炎を鑑賞→戻って甲州の２杯目。この“火休憩”が夏の風物詩。

3-2. 駒 Koma

昭和 40 年創業の小料理店を 2022 年に全面改装。黒板メニュー８串＋和惣菜６品。ワインは女将が山梨・長野の小規模ワイナリーを自ら巡り集めたセレクション。

• ぼんじり柚子胡椒 × 甲州スパークリング
  プリ脂と柚子胡椒、泡の爽快スパイスが三位一体。

• レバー山椒煮 × フランス・ボジョレー村のガメイ
  甘辛煮とライトボディ赤で“和菓子×フランボワーズ”の余韻。

夜景はカウンター奥の小窓から箱根湯本方向の灯りがチラリ。静かに飲みたいソロ旅に最適。

3-3. よし鳥

昼 11:30～15:00 は十割そば専門、夜 17:30 から炭火串が主役。

• せせり塩 × 甲州オレンジワイン
  スキンコンタクト由来のタンニンが鶏脂を包み込み、後口ドライ。

• 親子そぼろ丼 × 余市ピノグリ
  卵の甘みを海風ミネラルが引き締める“北海道×箱根”コラボ。

3-4. GORA BREWERY & GRILL

ブルワリー併設レストランだが、実はワインも 25 本スタンバイ。樽香強めのカリフォルニア・シャルドネで「薪焼き丸鶏ハーフ」を流し込むと、バター＆オーク＆鶏皮の“濃厚トリオ”が脳天直撃。

• 手羽スパイスグリル × イタリア・フリウリのオレンジワイン
  クミン・コリアンダーの複雑スパイスとマセラシオンの苦橙が高次元マッチ。

• 期間限定｜足柄鶏砂肝コンフィ × 自家醸造ベリーエール
  ワインに飽きたらベリー香るセゾンで気分転換。

テラス最前列は大文字焼＆花火が額縁アート。17 時台に入店し、サンセット→点火とフルで楽しむのが吉。

3-5. HAKONE TENT BAR

ゲストハウス併設の立ち飲みバル。店主は自然派ワイン好きで、オーストリアのゲミシュターサッツや南仏オレンジなど旬銘柄が日替わりで登場。

• 手羽先スモーク × スロヴェニア・レブーラ
  スモーク香と還元的ニュアンスのマリアージュ。

• 焼鳥ピタサンド × 南ア・ピノタージュ
  炭火香＋ピノタージュのスモーキーさで“BBQ in mouth”。

バックパッカーと乾杯すれば旅の情報交換も弾む。

3-6. ITOH DINING by NOBU

鉄板・寿司・串が同時に楽しめる強羅随一のハイエンド。ワインはブルゴーニュ〜ナパのグランクリュ 150 本。

• 神戸牛スキュア トリュフソイ × ボルドー左岸 2005
  牛脂・醤油・トリュフとカベルネのカシス＆シガーボックスが濃密に重なる。

• 地鶏むね低温串 × シャンパーニュ・ブラン・ド・ブラン
  シルキー鶏肉にレモンピール様の酸が溶け込む。

ガラス張り窓からは箱根湯本の灯りと、点火直後の大文字が“二重夜景”を演出。

4. 焼鳥にワインを合わせる黄金法則 ７ヵ条

1. 塩×白、タレ×赤 が大原則。ただし甘辛タレ＋甘口白も面白い。

2. レバー＝鉄＆甘味→やや甘口ロゼ／ライト赤で鉄分を抱え込む。

3. 山椒・柚子胡椒など青系薬味→ハーブ香のソーヴィニヨン・ブランで同調。

4. 燻製・スモーク強め→オレンジワイン or 樽熟シャルドネで煙同士をぶつける。

5. 脂×タンニン。皮・ぼんじり・手羽＝重赤 or ペティアン赤で脂リセット。

6. 温泉上がりの汗塩分→微発泡マスカットベリーＡや甲州スパークリングで電解質補給。

7. 甘辛タレと和三盆デザート代わり→リースリング・アイスワインで締めれば完璧。

5. シーン別ベスト席

6. モデルコース——ロープウェイ→美術館→温泉→大文字→焼鳥

7. Q&A（８項目）

1. 予約はいつから？
   だいご匠・GORA＝60 日前、NOBU＝90 日前、他＝30 日前。

2. 英語メニュー？
   GORA・TENT・NOBU・だいご匠に完備。駒は英単語メモあり。

3. 子連れOK？
   よし鳥・GORA はハイチェア。だいご匠は乳幼児可（要連絡）。

4. カード／電子マネー？
   全店クレカ◎。駒のみ現金＋PayPay。

5. 大文字焼が雨天？
   小雨決行、荒天は翌17 日へ順延。旅程ヘッジを。

6. ワイン持ち込み料？
   NOBU＝4,000 円/本、他店は要相談。

7. 一人でも入りやすい？
   カウンター主体の駒・だいご匠・TENT が◎。

8. 坂道が不安？
   GORA と NOBU は駅から緩やか。よし鳥・駒はタクシー 5 分で解決。

8. まとめ｜夜の強羅こそ、箱根旅のハイライト

• やきとり家 だいご匠 を核に、徒歩圏の５店で“串×ワイン”をはしごすれば、温泉旅の満足度は３倍。

• ８/16 の 箱根強羅温泉大文字焼 は「火と串と葡萄酒」が交差する年１黄金デー。

• 夜の静寂と山風がワインの香りを引き立てる強羅は、東京から 90 分で行ける“山岳ビストロ街”。

今年の夏、星空と炭火の香りが溶け合う “強羅ナイト” にぜひ飛び込んでください。あなたの五感が歓喜し、旅の記憶が一段と深まるはずです。

※各店の最新営業時間・休業日・ワイン在庫は必ず公式サイトや電話で確認してください。

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